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●映画「This is it」(3.8点)

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2009年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンの
幻となったロンドン公演のリハーサル風景をまとめたもの。

全世界から集まった一流のダンサー、ミュージシャン、
スタッフがMJの為なら!と、全力で作り上げる様は
感動もの。
そして、何よりもMJ自身のステージに対するこだわりは
相当なものですね。音楽のテンポやフェードアウトの間、
微かな音程から細かな演出までダメ出しのオンパレード。
振り付けや照明、美術、バックに映すCGまで
全てが自分の世界を持ちどう見せればいいのか分かってる。
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歌声もダンスの切れも往年のままですねえ!!
オールドファンには最近の「奇行」ニュースばかりに
辟易&過去の人と認識されてたのが払拭されて嬉しいし、
若者にとっては衝撃的で「MJの発見」体験でしょうね。

舞台狭しと踊るダンサーたちは20~30代でしょう。
マッチョでしなやかでゴムマリのように弾み、しなる。
その中でどんなに名手でも50歳過ぎの踊りは
普通はついていけないし、見劣りするものだろうけど、
反対にMJの「誰も真似できない個性」が際立ちます。
(まあ、バックダンサーですから主役を食っちゃ
いけませんが:笑)
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コンサートに関わる全ての一流のプロがMJを尊敬し、全力を
尽くして作り上げるのにはMJの人柄も関係してますね。
「真摯で謙虚で気さく」なMJに皆ひれ伏し、一言も
聞き逃さないようにしてる。
「まるで教会だね」と、言うスタッフの一言が可笑しい。

リハなんで、全力でやらない部分や、迷ったり、間違えたり
確認しあったりするけど、かなりのハードワークである
ことは確か。歌の掛け合いでMJを本気にさせてしまったり
(微笑ましいですが)、やはり体力の限界まで
使ってるとこも(映像では極力排除してるんでしょうが)
チラチラ見えて、その後を知ってる我々には辛いですね。

大きな意味で「このコンサート自体がMJの寿命を縮めた」
のは確か。果たして50公演なんて出来たのかも謎ですねえ。

途中から、このコンサートの「テーマ」が分かってくる
仕組みになってて、「MJの思想」の集大成と考えてるの
がわかります。でも、「スリラー」の焼き戻し映像は
ディズニーランドのホーンテットマンションと全く
同じに見え軽くなってしまってる。
最後の真っ正面からの正しい「主張」も何だか
ハリボテのような。。。。彼の影の部分を嫌になるほど
知ってる我々にはちょっと奇麗事過ぎるって思っちゃいます。
舞台の上での志半ばのネバーランド。
MJらしいかな。
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