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●映画「冬の小鳥」(4.0点)

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'75年の韓国。父親に捨てられた9歳のジニは児童養護施設に預けられ
ることになる。しかし、自分が捨てられたことを信じない彼女は周囲に
馴染もうとせず、ひたすら反抗的な態度をとり続ける毎日。
脱走を繰り返しながら彼女はひたすら父の迎えを待ち続ける。

『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督が
プロデュースを手掛けた感動の人間ドラマ。
韓国から養子としてフランスへ渡った新鋭ウニー・ルコント監督が、
自身の実体験を基に、孤児院に預けられた9歳の少女の孤独と悲しみを
リアルに描き出す。
父親が迎えに来ることを待ち続ける主人公ジニに扮した子役、
キム・セロンの演技が胸を打つ。
(ぴあ映画生活より抜粋)

本当にこのジニ役のキム・セロンは可愛いですわ。
9歳にしてはんなりとした女性の色気出てます。
勿論、本人は全く気づいてない(いや、違うかな?
もう既に女優ですからねw)風情が、いいです。
日本の天才子役陣とは(誰とは言いませんが)全く
対極の演技と表情です。
わざとらしい演技は一切無く、仏頂面で細い身体から
ハリネズミのようなトゲトゲしさを出しまくってる。

新しい母親が来て、居辛いとこに大好きな父親から
オシャレさせられて、バタークリームケーキをお土産に
預けらてた児童養護施設。
そりゃあそうですわ。大人だって理解に苦しむ状態、
まして子供には現実を受け入れれないし、泣く事も、
喚く事も出来ず、うちに籠り、周りを拒否するのは
当たり前でしょうね。
どこをどう見ても父親が悪いのだけど、捨てられた子は
「自分が悪い」と思ってしまう。
そこが切ないです。

初めは「新参者か。。。ちょいヤキでもいれようかね」
的に扱ってた先輩の12歳のスッキ(パク・ドヨン)も
抱えてる痛みは同じ。いつの間にか一番の友人になって
いく。

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施設の職員が,人形にあたるジニに
「悔しい時は蒲団を叩きな!」と蒲団叩きを渡すとこ。
夜な夜なこっそり繰り広げられた女子達の「花札」占い(笑)
教会の牧師が語る「主よ、なぜ私を見捨てられたのか」という
イエスの言葉をぼんやりと聞くジニ。目線の先には
親子の姿が。

ひっそりと挟まる小さなエピソードは、それぞれ健気で
哀しくもユーモアがあり、決して感傷的でない。

原題は「旅行者」。
ジニの魂の一つの旅が終わり、一つの旅が始まる。

ラストのジニの顔が素晴らしい。

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