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●映画「(500)日のサマー」(4.4点)

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建築家を目指してたが、諦め今では
グリーティングカード会社のコピーをしているトム(ジョセフ・ゴートン
・レヴット)は、「運命の恋をする♪」ことを夢見るロマンチスト。

そこへ、新入社員のサマー(ズーイー・デシャネル)と
出会い、彼は恋に落ちるのだが、サマーはなんと全く「真実の愛」
など全く信じない女性だった!!。。。
二人の恋の行方はいかに??!!


レディスデーを利用して、日比谷のTOHOシネマズシャンテ(旧シャンテシネ)
に。。。が!なんと今まで見た事無いくらいの長蛇の列が!!
隣の公園まで繋がってます。
初回だというのに、それも放映30分以上前だと言うのに。。。
やはり朝日新聞での映画評が良かったから,人が集まってるのかしらん?
。。。。
やれやれと、思いつつエレベーターぎゅうぎゅう詰めで上に
上がったら。。。あら!皆さん途中で降りて行かれます(笑)
「ジュリー&ジュリア」かあ。。。で、残ったのは3人、
それもモモタを筆頭にハラに一物持つ「ちょい恐」系単独オバさま
ばかり。ええ、真っ当なオバ様軍団はメリル様のお料理映画に
行かれますわね。妙に納得(笑)

この映画は一見、甘ったるいアイドル系ボーイ・ミーツ・ガール
ものを連想しちゃいそうですが。。。

設定が「運命の人を夢見る男性」と「真実の愛なんか信じない
女性」ってとこが、普通と逆。
そのあたりも結構ウブな男の子と内面がクールでちょっと変わった
女の子との恋愛ってみればどうってことないですが。

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そして何故(500)日なのか。。。それは、ストーリィが時系列でなく
トムがサマーに恋した(1)日目から始まるのでなく、例えば(329日目の
場面に行ったり、(7)日目に戻ったりと、あちこち行きつ戻りつ
進むからで、これもミソ。
あちこち潜む伏線や、ちょい見せのシーンで観客をミスリードさせ、
後からなるほど!!!と、思わせる。ただちょっとくどいとこ
あるので、もう少しカットした方がもっとすっきり見れるかも。

脇役のキャラがくっきり立ってて,ローティーンの「恋に熟練してる」
少女に恋愛相談するトムの藁をもすがる気持ちとか、会社のボスが
トム以上にロマンチックだったりとか、洒落たセリフや乾いたユーモアが
散りばめてありクスクス笑いっぱなし。
音楽や洋服のこだわりもなかなかです。

で、そのまま素敵なハッピーエンドへ。。。と、思いきやラストの
終わり方は「ああ!!そうだよね、恋愛ってそういうもんだよね!!」
と、会場から湧く(豊富に経験したであろう:笑)シニカルで
甘い笑い。。なかなか一筋縄ではいかない「オトナな」オチ。

実は、スイートな着ぐるみを着たとんでもなくビターな「恋愛の本質」
映画なんですよねえ。

帰り道、恐いオバはん達ニコニコしちゃってました(笑)

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●イベント「湯フェスvol.5@千代の湯」●展覧会「上田暁子ー内庭の無限」@ギャラリー・ビー・トウキョウ

ネットでめっけた東急東横線の学芸大前にある「千代の湯」にて
「湯フェス」と言うイベントに行って来ました。

湯フェスって何さ!?ってなもんでしょうが。。。
モモタも分かりません(おい)チラシに寄ると。。

「銭湯の定休日を利用して、ある
いは銭湯のリニューアルを記念して銭湯空間で行われるイベントです。
イベントの主旨は『近年激減してる銭湯の活性化を目指し、イベントを
通じて銭湯に親しみと親近感を持って頂くと同時に,広い銭湯空間
での様々なライブやワークショップ等を楽しんで頂く』というものです。
第五回目となる今回は、千代の湯のリニューアルを記念して開催
されます」



で、そのイベントは銭湯の激減とともに現在たった二人しかいない
ペンキ絵師による男湯、女湯に別れて同時に行う「富士山ペンキ絵」
のライブペンティング!!
これは面白そうですねえ~~♪

到着したのが開場5分過ぎ。。。いやはや凄まじい人の群れでして、外まで
はみ出てて、老若男女がぎっしり!ええ、服着た人がまるで満員電車
のごとく押し合いへし合い状態。
どうにか、女湯の方に紛れ込みましたが、イベント開始まで
1時間待ちとのこと。この後、銀座で画廊巡りしようと思ってたんですが。。。
仕方無いのでじっと待ってました。

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左から丸山清人巨匠、中島盛夫巨匠、若い女性のお弟子さん。

そして、このイベントには庶民文化研究家の町田忍氏の実況解説付き(笑)
なんと男湯と女湯を仕切る壁の上に乗ってマイク片手に蘊蓄爆発でした!!

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やっとこ始まったライブペインティングは、女湯側の丸山清人巨匠(76)のテンポが
ゆったりなのとお人柄&画風が極めてオーソドック。

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コロコロローラーを塗りたくってると、隣の男湯の中島盛夫巨匠(66)の
激しく早いパフォーマンスにどよめく観衆の声が聞こえ。。。ああ!見たい!!
的なモゾモゾ感が(笑)

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一時間程経過したら丸山巨匠は一服。。。そうですよねえ。。。いつもとは
違いかなりの観衆に見つめられての制作はかなり疲れますよねえ。
モモタには絶対出来ないシチュエーションですわ。
。。。おまけに時間切れ。後ろ髪引かれつつも会場を後に。ついでに
男湯覗くと。。。げ!!全然違うアグレッシブな「赤富士が!!」

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最後まで見れなかったのは残念でしたが、なかなか普通は見れない
もの見れて感激。ちなみにペンキは普通のペンキとのこと。
まあ、基本は油絵と同じ感じなんでしょうね。色は三原色と黒と白
のみ!!それを混ぜ合わせて使うとか。殆ど下絵を描かずにサラサラ
(クルクル?:笑)描いて行くのは流石職人芸ですね。

いずれまた、今度は風呂に入りに来ようか。。。と、思ってます。
正しい「銭湯の使用法」ですね(笑)

●上田暁子個展「内庭の無限」@ギャラリー・ビー・トウキョウ
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16日までの個展なので,閉廊近くに京橋のギャラリーへ飛び込む。
上田さんはいくつもの賞を取る、新進気鋭の若手作家とのこと。

白を多用した輪郭のあやふやな光と「私」たち。内庭からゾロゾロ出て来る。
幻想的で「激しい」のだけどふわふわした自意識は、武蔵美出の作家に共通?
というより、若者の共通する生理なのかなあ。。。と。
花の表現がいい。
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●読書「リハビリの夜」熊谷晋一郎著/医学書院刊

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現役の小児科医にして脳性まひ当事
者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。
そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみ
ずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な
体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを、全身
全霊で語り尽くした驚愕の書。

(医学書院サイトより)

いやはや、この表紙の目は強烈ですねえ(笑)
何なんだ?この目力は。。。と、中身を見るともっとぶったまげました。
目次の文字面だけ読んだらこれっていったい!?ってな扇情的な言葉が。。

序章 リハビリキャンプ
第一章 脳性まひという体験
 1 脳内バーチャルリアリティ
 2 緊張しやすい体
 3 折りたたみナイフ現象の快楽
 4 動きを取り込み、人をあやつる
第二章 トレイナーとトレイニー
 1 ほどかれる体
 2 まなざされる体
 3 見捨てられる体
 4 心への介入が体をこわばらせる
 5 体への介入が暴力へと転じるとき
 6 女子大生トレイナーとの「ランバダ」
第三章 リハビリの夜
 1 夕暮れ
 2 歩かない子の部屋
 3 歩く子の部屋
 4 女風呂
 5 自慰にふける少年
第四章 耽り
 1 対比に萌える
 2 取り込めないセックス
 3 規範・緊張・官能
 4 打たれる少女
第五章 動きの誕生
 1 モノと作り上げる動き
 2 人と作り上げる動き
 3 「大枠の目標設定」が重要な理由
 4 世界にそそぐまなざしの共有
 5 助け合いから暴力へ
第六章 隙間に「自由」が宿る-もうひとつの発達論
 1 両生類と爬虫類の中間くらい?
 2 便意という他者
 3 身体に救われる
 4 むすんでひらいてつながって
 5 衰えに向けて

筆者はなんと脳性麻痺で東大医学部卒の現役の小児科医の熊谷晋一郎氏。
出産時の酸欠状態で生まれ、生まれつき「思ったように身体が動かせ
られない身体」に。
物心ついた頃から,夏は親の元を離れて「リハビリ合宿」へ行くも、
「健常者の動きを出来るように矯正させられる」毎日。。。
ストレッチでこわばる身体をほぐして行くと、ある地点でぐっと
身体の力が抜けて床に溶けていく「折りたたみナイフ現象」(知らなかった。。
)の快楽とか、動けない故に圧倒的な力で押さえつけられたり、抱擁される
全てに身を委ねる事に寄る圧倒的な「敗北の快感」など、当事者しか
語れない話のてんこ盛り。
緻密で医学的なアプローチから、感覚的肉感的な、本人の弁では「官能的」で
真摯な内面の吐露に釘付けです。

リハビリ中にトレイナーから「もっと腰を起こして」と言われ、
おもむろにこのあたりかな。。。と、動かすと、「そこじゃない!ここ」と
触られた場所が意外な場所で、自分に取っての他者が現れ、それが続くと
自分の身体全てが他者になってしまいいよいよ動けなくなる。。。
そんなこと考えた事さえなかったんで、ハっとしますよね。

そして読めば読む程、他人事でないことにも気づきます。
そして自分も遠く無い将来には介護する側、介護される側になるんですよね。
「ほどきつつ拾い合う関係」
「まなざし/まなざされる関係」など、トレイナーとトレイニーの
関係論も面白い。表紙の目はしっかり「まなざし」てますね。

ところどころある挿絵がこれまた素朴なんだけどプリミティブな力の
あるイラストでして、筆者の感性とぴったりマッチしてて素晴らしいです。
これが熊谷氏。。。
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はい、やはり凄い目力です(笑)




●映画「海角7号ー君想う、国境の南」(3.9点)

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台北でミュージシャンになる夢が破れ、田舎に戻った阿嘉(アガ)。
無気力な毎日を送るもひょんなことで郵便配達をすることに。
ある日、配達物の中に宛先不明の小包を見つける。宛名は
日本統治時代の今は存在しない住所で、興味を持って開封
してみたが中の日本語は読めない。
実はその手紙は60年前に敗戦で台湾から引き上げる日本人
教師が、愛しながらも別れなくてはいけなくなった台湾
女性へのラブレターだったのだ。
そんなある日、阿嘉は日本人歌手の中孝介のライブコンサート
の前座バンドに入る事になり、バラバラのメンバーを引っ張ら
ないといけなくなり。。。。無事に演奏はできるのか?
ラブレターは宛名の女性に届くのか?


シネスイッチ銀座にフラリと行ったら、なんと初日舞台挨拶日
だったので、ラッキーとばかり1時間近く並び、2階の最前列
ゲット!

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↑左から、中孝介、田中千絵、ファン・イーチェン、何故だか蓮舫議員(笑)
話の中身もいまいち分からずの舞台挨拶でしたが、どうも中華圏では
大ヒットしてて、田中千絵は今や台湾では大スターとのこと。。(って、誰?:笑)
蓮舫議員も台湾系の人たちから「海角7号は見たか?」と、何度も聞かれた
とのエピソードも披露。これは期待大!

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この映画は、中孝介が(二役で)演じる日本人教師と台湾人女性
小島友子(日本人名)との60年前の悲恋と、現代の若者阿嘉と
バンドメンバーとの成長譚と日本人モデル友子との恋愛話の
3つの柱でなってるんだけど、それがバラバラで上手く絡み合わず、
残念。
日本人のオバさんから見ると、60年前の恋愛話をしっかり
見てみたかったです。。。だって、その日本語のラブレターの
「日本語」が美しく、耳に心に優しく触れて来きて素晴らしいのに
象徴的シーンのみではもったいない。

そして、何より映画全体からひしひしと感じる日本への愛情にも
びっくり。日本はアジアでは鬼っ子的存在と思い込んでたけど、
そう、台湾は基本的に親日なんですよね。
60年の月日を隔てての日本と台湾の男女の恋愛がテーマなんですが
これは台湾人の日本人へのラブレターでもある。。。そんな
気がしましたわ。なんか日本人のアメリカへの思いにも似た。
(昔、「非情城市」(ホウ・シャオシエン監督、89年)を見た
時に「台湾は50年も日本に統治されてた」ってな事を
初めて知って、びっくりしたことを思い出します。モモタが
無知ってことより、かなりの人が知らないのでは?(違うか:笑)
運命に振り回される家族の中最初から最後まで
淡々と食事をしてる達観したおじいちゃんと「台湾」のイメージが
だぶりました。あの淡々と重厚で切ない映画とは隔世の感も
ありますね。あっけらかんと切なく清々しい。)

千絵ちゃんは、この映画で初めて知りましたが、中国語(北京語)がかなり
上手く、中華圏の女性の高飛車でケンカ腰の中国語がマル(笑)多分、
ダイコン的な日本語より上手かも。どことなくノリPにも面差しが似てるんで、
この手が中華圏にはウケるのね、と思いましたです。
英語習うよりこれからは中国語だ!!と、娘には言ってます(笑)

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●映画「のだめカンタービレ最終楽章全編」(3.9点)

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パリの指揮コンクールにて優勝した千秋は、老舗オケの「ル・マルレ・
オーケストラ」の常任指揮者に就任。ところが資金不足で団員は
やる気ゼロで、演奏レベルもガタ落ち。それにもめげずに立て直しに
挑戦する。一方、のだめは音楽学校の進級に向け猛練習を始める
のだが。。。

ご存知TVドラマで大ヒットした「のだめカンタービレ」の映画版。
はい、もう正しくのだめワールド全開でして。。。

コミックで読んだ時にコマの中から音が聞こえて来る感じ
だけど、実際クラッシクにあまり縁のなかった人(モモタだ:笑)
にとって「ああ、これってどんな曲なんだろう?」
って思わせる力があって、悶々としてた時に。。。。
TVドラマ化!
けっこう聞いてみると知ってる曲だったりで、パンピーを
クラシックに目覚めさせた功績は大きいですね。
そしてそのドラマ化で原作以上の配役の妙。
上野樹里の怪演に始まり「オレ様」キャラの玉木、カツラに
付け鼻の外人役竹中直人等、漫画以上に漫画なドタバタ劇にしたとこも
正解。企画の勝利。
まあ、映画はその大ヒットしたTVドラマを見たファンを前提
にしたものなのでお金払ってのだめワールドに浸りつつ
「音源の良さ」と「パリの風景」を楽しむ作品ではあります。
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ちなにみ家族で見たのですが、なんとダンナと娘はのだめの
弾く(本当は世界的ピアニスト、ランランの演奏)「トルコ
行進曲」のシーンを丸々トイレに連れ立って行き見逃す(笑)
という大バカもの。音が丸い玉になって弾んでましたっ♪
それとボロボロな「ボレロ」演奏も必見。
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