スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

●映画「キャピタリズム~マネーは踊る~」(3.8点)

capitarism-1.jpg
2008年秋のリーマンショックで世界的大不況に。アメリカの体制は
もはや民主主義ではなく「プルトノミー」になったと言う説がある。
「1%の最富裕層が底辺の95%より多い富を所有し、独占的に利益
を得る社会」と言う意味。今のウォール街は「狂ったカジノ」
状態でマイホームまで賭けの対象となってしまったのだ。。。


今の世界的大不況の元凶をムーア監督は例に寄ってしつこく突き詰めて
行く。社会主義を蛇蝎のごとく嫌い、「民主主義=資本主義」と妄信
した結果であると。少人数の金持ちが政治も支配し、自分達に優位な
法案しか通さず、貧乏人から金をむしり取る巧妙で複雑怪奇な
ルールを作ってる。。。

なるほどねえ。。。と、思いつつも
何故か前半で寝てしまって(おい)まして、ムーア監督の他の作品では
最初から最後まで惹き付けられてたのにどうしてかしらん?
今回の突き上げ対象が「裕福層」なんですが、もう既にムーア
監督自体が「裕福」だろうし、「パワー(権力)」にもなってて
説得力が薄くなってしまったのかもしれませんね。。。
こっち側でなくあっちがわだろ?的な。
capitarism.jpg

凄くファンなので次の作品が楽しみです♪
スポンサーサイト

●展覧会「束芋ー断面の世代」展@横浜美術館

tabaimo-1.jpg
個性的なインスタレーション「日本の台所」「日本の通勤快速」
「公衆便女」等、日本の現代芸術を引っ張ってる若手作家、
束芋の展覧会。
卒論で作ったアニメーション「日本の台所」で、第一回横浜トリエンナーレ
でデビュー以来10年。今回は新作大型インスタレーション5作を発表。

横浜にたまたま出かけて見つけた展覧会。初日でラッキーでした。
ブースは大きく3つに別れ、最初は朝日新聞の連載小説
吉田修一「惡人」の挿絵を元にした巻物。
内蔵、指、髪の毛、肉体が絡み合い独特な世界が繰り広げられて
ます。意味があるような,無いような、「無機的な粘液感」が
特徴。筆のタッチは迷いが無く、ふつふつと湧き出るモノを
そのまま描いてるのでしょうね。
主人公の女性をイメージしたアニメは、どことなく作家の鴻池朋子
のアニメと共通項を感じます。

次のブースは「団断」という日本の典型的団地の内部アニメーションを
立体的にしたインスタレーション。
作者の視点は外からは全く無個性な団地を縦横から包丁を入れ
スキャンして行きます。中に蠢くのは魑魅魍魎の住民達。
トイレで顔を洗い続ける主婦や洗濯機の中で回り続けながら
携帯メールを続ける女性。。。
壊れているけど、全く違和感無いのですよね。それって実は
とても怖いことなのだけど。
不気味で単調なBGMと広重を思わせる浮世絵調の彩色が
マッチしてて、これまた見入ってしまいます。

3つ目のブースは花や、波や、巨大な筋肉内蔵男(何だ?:笑)
のインスタレーション。部屋の真ん中に立つと泡のアニメに
自分が包まれていったりで、不思議空間に誘われます。

作品の形態上、入り口から出口まで暗幕の中で展示して
まして、真っ暗。何やら体内に潜って行くよう。束芋の脳内&内蔵
トラベリングですわ。
ただ、良くありがちの女性性の自我のキツさや、グロさは全く無く、
ここまで粘液質的に描写するのに「性的な部分」を
感じさせないのが非常に不思議ですね。
類い稀な作家です。

美術館のエントランスの壁にも映像が流れてて、団地の中身が
次々落下します。普通に存在するタンスやベッドや洋服や電灯
などが、「枠」である団地が無いと確かに落下しか無い(笑)
。。。当たり前と思ってる「枠」は実はとても不確かな存在
である恐怖ですね。

●映画「イングロリアス・バスターズ」(4.2点)

inglo2.jpeg
第二次世界大戦末、ナチ統制下のフランスが舞台。
かつて「ユダヤ・ハンター」の異名を持つランダ大佐(クリス
トフ・ヴァルツ)に家族を惨殺され,命からがら逃げたショサナ
(メラニー・ロラン)はパリで映画館を営んでいた。

一方、アメリカ系ユダヤ人で結成された「イングロリアス・
バスターズ」という連合軍秘密部隊はレイン中尉(ブラッド
・ピット)を中心にナチス皆殺しで暗躍していた。

そんな中に、連合軍兵士を250人も虐殺した「国家の英雄」
である若い兵士ヒコックス中尉のプロパガンダ映画「国民の誇り」
をショサナの映画館で上映することに。。。


冒頭のユダヤ人家族を匿う男性とじわじわと、理屈と冷徹さで
締め上げていくランス大尉との息詰るシーンで釘付けに
なりましたねえ!!このランス大佐が凄い。
英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語を駆使しての
知的冷血漢ぶりに参っちゃいました。
inglo3.jpeg

ブラピもイっちゃってて、惨殺したナチたちの頭の皮を剥ぐのが
大好き!ってな危なさ。「イングロリアス・バスターズ」
(栄光無き野郎ども)は地球防衛アメリカ軍のパロディ的な
部分もありますね。「正義のため」にはどこにでも行っちゃうぞ!
inglo-4.jpeg

アメリカ映画は常にどこが舞台でも英語で通す悪い癖がある
けど、この映画は各国の言葉が入り乱れ臨場感あり。
「あなたたちアメリカ人って英語しか話せないのね」ってな
セリフににやり。
(はい、我々日本人も日本語しか話せませんが:笑)
inglourious1.jpg

バスターズの連中も全員見事な鷲鼻の典型的弱虫系ユダヤ人
タイプでおかしい。「ユダヤの熊」と呼ばれる軍曹は、
へなちょこで。。。え!?なんと彼はあのモモタ的B級映画
ベスト10に入る名画「ホステル」の映画監督イーライ・ロスさま
でしたか!こんな優男だったのおおおお。。。びっくりです。

終盤に向かってナチとシュサナとバスターズが三つ巴的に
絡み合い、息をも付かせぬ展開に。

タラ教信者には嬉しい、名画のシーンを彷彿させる設定や
音楽、細かなトリビア的要素が一杯の「映画への愛情」
たっぷりの映画です。
受け付けない人や、拒絶する人もかなりいるでしょうが、
信者ではない人にもウケる部分も多そう。



●映画「ロフト.」(4.0点)

loft-2.jpg
家族や恋人を持つ5人の男性が共同であるデザイナーズマンションのロフトを
借り、それぞれ合鍵を持ち「自由に使用」することに。ある日、一人の若い女性が
手錠をかけられ刃物で殺害されてるのをメンバーの一人が発見。
警察に通報前に全員が集まり、死体を前に互いのアリバイを主張しながら
の犯人探しが始まった。。。。

loft-1jpeg.jpeg

最初のシーンから最後まで緊迫感あるれる密室サスペンス劇です。
まあ、あの、「押尾事件」の現場シチュエーションと、同じですね(笑)
パートナーに秘密に高級マンションに情事部屋を持つってのは
オトコの(いや女性も?:笑)夢でしょう。

スタイリッシュなロフト、それぞれキャラの立つ5人の関係や
人となり、が複雑に絡み合い、伏線や映像のフラッシュバックが
挟まれ、ストーリーはきっちり作り込まれてます。
「凶器はソレかあ!なるほど!」と、感心したり、二転三転する
犯人像、意味ありげな奥さん達の視線等、本当にわくわく
させられます。
loft-3.jpeg

●映画「スペル」(3.8点)

drag me-2
銀行の融資窓口で働くクリスティン(アリソン・ローマン)は誠実で
堅実な銀行マン。ある日、不動産ローンの支払いを猶予して欲しい
と現れたガーナッシュ夫人(ローナ・レイヴァー)を、自分の
昇進を天秤にかけすげなく断ってしまう。逆切れした夫人は
執拗にクリスティンを追いかけ始め、恐怖のどん底へ引きずり
落とし始める。。。。
drag me-3

この全編に渡るB級ホラー感は何なんですかっ!(笑)と、思いきや
監督はあの不朽の名作「死霊のはらわた」のサム・ライミ監督
じゃないですか。「スパイダーマン」シリーズも手がけてるわけで
なるほど,執拗なグロさと、結構お金かかってるど!ってな丁寧
な作りなわけです。
主人公達のTVドラマ俳優っぽさ、伏線が絡む最後のオチのまあまあさ(笑)、
怖過ぎて笑っちゃうのを狙う映画なんだけど、ちょっとツメが甘いなあ。。
drag-me-to-hell.jpg

B級変態映画倶楽部の副会長(会長はクワバラさん)としては、少々物足
りなく思います。
drag me-4
↑こ、怖いです!!!

この低所得者のローンの焦げ付きのシーンは、サムプライズ問題そのもので
非人間的悪徳銀行マンは原題の「Drag me to hell」ってな感じなのでしょう。
邦題の「スペル」は呪文の意味だけど、原題の方がフィットします。
drag me-5

ちなみに映画公開記念トークショーにこの方がこのようなモノ持って。。。
確かにこれはこれでもの凄く。。。。怖いっす(笑)







婦人公論ムック「快楽白書」発売。

kerakuhakusyo.jpg
い、いきなりデカくてすみません。
婦人公論から「快楽白書」と、書いて「けらくはくしょ」と、読む
ムック本が発売されました!
表紙、扉、奥付、巻頭特集挿絵、カラー中ページのイラストなど
モモタの作品が一杯載ってます。
ええ、今更人に聞けない、中高年の閨のノウハウが満載です。
このムック本はなんと読者層は中高年男性が60%という、隠れた
男性向け(もちろん女性も�G���������͂��Ă�������)セックス指南書なのでございます。
anan買うのに抵抗感ある御仁もモモタのイラストなら大丈夫♪(かな?:笑)
是非,各家庭に一冊常備して頂ければ,家庭円満間違い無し
でございます。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。