スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

●映画「ポー川のひかり」(4.0点)

po.jpg
名門ボローニャ大学の図書館で、大量の古文書に釘が
打ち込められる事件が発生。
同時に,将来を嘱望される若き哲学教授が失踪し、ポー川のほとりで
彼の車、身の回りの物が発見され自殺の疑いが。
実は全てを捨て,自殺の偽装をしていた彼は、この自然溢れるポー川
のほとりを気に入り、廃屋を改装して住み着く。
そして近くに住む住民との牧歌的な交流が生まれ、彼の
知的で美しい瞳と優しく滋味深い言動と風貌ににいつしか
「キリストさん」と呼ばれるようになる。
そこへ、ポー川の湾岸工事が始まり,彼らは不法占拠者として
罰金を科せられる事になり、彼は立ち上がる。。。

もう何と言ってもファーストシーンの「芸術的」美しさに尽きますね。
実は何の知識を入れずに見ることをお勧めしたいのですが、
公式サイトも多分予告編もでしょうが、一番のキモである
このシーンを見せちゃってるのがちょい悲しい(まあ、モモタもイラ
ストや粗筋で触れてますが:笑)
テーマがこのワン・シーンに全てが出てまして、キリスト教国の人々
にとってはかなりのインパクトがあるでしょう。一幅の名画。

全編に渡ってこの「今キリスト物語」は、新訳聖書のキリストの寓話
に満ちてます。

モモタとしては、全身黒のバイクスーツに身を固めた学部長
とか、ぞっとするほど色っぽい女警察官とか、決して美人じゃ
ないけど、肉感的で存在感のあるパンや屋の娘とか、何よりも
「キリストさん」の主人公のいかに潔癖で哲学的で崇高な姿からも
滲み出てしまうエロさに(おい!!)ノックアウトされました。
イタリア的♪

パン、ワイン。ピッツアを齧るサクサクした音、夕べのダンスシーン、
住民が水遊びする横での砂浜を大量のバイクが走るシーン、ラストの
「キリストさん」を待つロウソクの灯火。。。全てが美しいですね。
po-gawa.jpg

実は試写会で見た時は、「書を捨てよ、街(ここではポー川)に
出よ」「大切なモノはそこここに宿る」ってのは日本人にとっては
自然なことだよなあ。。。そんなに大層な話か!?って思った
んですが、後から色々なシーンが思い出されまして。。。
ゆっくり心に染みて来る良質な映画です。



スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。