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●映画「愛を読む人」(3.7点)

reader.jpg
1958年のドイツ。15歳のマイケルは、ひょんなことから21歳年上の
ハンナと出会い、初めての情事にのめり込む。
ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、情事の後先に本の世界に
旅するのが日課となり、増々,心が触れあう。ところがある日、ハンナは
忽然と姿を消す。
そして月日が経ち、法学科の大学生にとなったマイケルはある日、
傍聴した法廷の被告席にあのハンナを見つけて呆然とする。。。。

いや~~相手が15歳は犯罪でしょう(笑)
まあ、その辺を大目にみたらこの関係は男女ともある種理想でしょうね。
経験の少ない少年を導く年上の魅力的な女性。。。古今東西
よく題材にされますし、甘美。前半のセックスシーンの多さに
「いかがなものかと」異議を唱える人多いみたいですが、これは
この状態なら、けっこう真実だろ~~な(←おい!)
ハンナ役のケイト・ウインスレットもタイタニックから12年!いやはや
身体の線が崩れ始めてるのも何のその、反対に、ちょうどいい
「イタさ」が出てて、この場面に上手くフィットし陰影が出てます。
ハンナの失踪から、一気に場面は変調。法廷へ。
彼女の秘密が一つ一つ暴かれて行きマイケルも観客も意外な
展開にびっくり。。。。
reader-2.jpg←あくまでも、「朗読者」な成人マイケル君。。。。。本を読んであげることが愛すること。

この映画のテーマは「罪と恥」(前半のエロがあるから引き立つ)
戦時下の国家からの命令に忠実であること、自分の職務に
厳格であることと、人間として何が「恥か」(ハンナの恥や矜持
の立ち位置の純粋さと奇特さ)、何を許し、何を罰するのか。

出会いの最初から最後までどこかこの2人は心の底が醒めていて
日本人的ベッタリ感がないとこが面白かったですね。

昔のTVドラマ「私は貝になりたい」(中居じゃなくてフランキー
堺のほうね:古!)のテーマとかぶりますなあ。。。しみじみ。
まあ,蛇足ですが、ドイツが舞台ならドイツ人でドイツ語で
演じて欲しいっすね(笑)



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●映画「HACHI-約束の犬」(4.0点)

hachi1.jpg
アメリカ東海岸郊外、ベルトリッジ駅に降り立った大学教授の
パーカー(リチャード・ギア)は迷い犬の秋田犬と出会い、妻の反対を
押し切って飼い始める。
首輪に着いていたタグには「八」の字が。
日系の友人教授から読み方を聞き「HACHI」と名付け、
可愛がる。いつのまにかHACHIは朝,駅まで教授を見送り、
夕方5時に迎えにくるようになる。
ある日突然、教授は授業中に倒れ帰らぬ人となってしまった
のだが、それを理解出来ないHACHIはただひたすら駅で
待ち続ける。。。。

ええ、日本人なら知らない者はいない「忠犬ハチ公物語」です。
昨年、リチャード・ギア主演でハリウッド映画化ってな話を聞いた
時は「え~~!!マジ!?米映画にできるの!?」って驚いたんですが、
なってましたねえ(笑)
「子供と動物が出る映画は卑怯」と言いますが(言わない?:笑)
見る前も、かな~~り引き気味で構えてたんですが。。。
いやはや、駅でギアさまがチビHACHIと目を合わせる瞬間
から心ズキュ~~~~~ン!!!!と掴まれ「カワユうううういいいいい♪」
とやられちゃいました。
gearh.jpg卑怯だ。

秋田犬は他の犬と違って「頑固で人に媚びない。エレガントで威厳に
満ちた犬種」だとか。「Hachiko waits 」という絵本がアメリカでヒット
してて、実際秋田犬を飼う人も増えてるとか。
waits.jpg

映画はドラマチックに感情を煽るのでなく、淡々と押さえ気味に
表現してるので、尚更、犬の大いなる美点の「忠実さ」が浮き
あがり、非常に良質の作品になってます。
犬好きにはたまらないので、少々甘いかな(笑)
モモタ家のシャープ君(ポメ♂7歳:中年親父)は多分、モモタ
が死んでも、餌くれる人にしっぽ振って着いて行くだろ~な(T^T)hachiko.jpg



●映画「レスラー」(4.3点)

images.jpg
ザ・ラム(子羊)というリングネームで全盛期はマジソン・スクエア
ガーデンを満杯にした男ランディは、20年を過ぎ、今では場末の
どさ回り興行で糊口を凌いでる。
試合の後、心臓発作で手術。医者より引退を勧められる。
そこで初めて自分には頼る家庭も金も無い事に気づき、
なじみのストリッパー、キャシディに会い、孤独を紛らわそう
とすると、彼女は「家族と連絡を」と助言。
ええ、今更ず~~~~っと前に好き勝手して捨てた娘がいるけど
会いに行ってもけんもほろろ(当たり前だ:笑)。。。。

いや~~!!凄いっす。
あの一世風靡したミッキーロークの変わり様ったら。
ええ、「ランブルフィッシュ」や「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」
そしてあのキム・ベイシンガーと「卵の口移しキス」やら
「氷を口にくわえての愛撫」(13年前!なのによく覚えてるなあ
:笑)でセックスシンボルの頂点を極めた「ナイン・ハーフ」で
のミッキーさまはそれはそれは美しゅうございましたっ♪
images-5.jpgこのHな2人(笑)


images-3.jpg←ぐふふこれこれ!!

bfmicky-2.jpg←この定番ポーズ。。。あれ?デイブスペクターじゃないよ(笑)

それが。。。こんなことに!!↓
afmicky.jpg
images-2.jpg
wrestler.jpg
もう,話の内容と本当のミッキーロークの人生とがあまりにも
ぴったりハマってしまってて、その哀愁を帯びた背中の
説得力たるや並ではありません。でも、血と汗と涙の物語でなく
淡々と、淡々と燃えてる姿がいいですね。
プロレスはショーという大前提のもと、プロレスラー同士
若きもロートルもベビーフェイスもヒールも皆お互いを
尊敬し合ってる姿が印象的。同じ船に乗ってる仲間で
板子の下は地獄ですからねえ。ステロイド禍、何より怪我
や事故(三沢光晴氏。。。ご冥福をお祈りします)だらけだし。

マーケットでの惣菜売り場でのバイトシーンがめっちゃおかしくて
かわゆい。どんなマッチョでも世間のリングの方が遥かに
厳しくてキツいですよね。

ストリッパーのキャシディも40歳過ぎ。。。その年齢にしては
異常に奇麗な身体なんだけど、若さが第一の世界ではやはり
肩身が狭い。微妙な嘘ついたり、頑な不器用さはお似合い
な2人。最後の決断は男の夢。
映画館の野郎どもが皆泣いてましたぜ。

↓で、これが最近のナイン・ハーフコンビ♪
af-91:2とってもクール!!!ドン小西じゃ無いよ(笑)


●映画「ポー川のひかり」(4.0点)

po.jpg
名門ボローニャ大学の図書館で、大量の古文書に釘が
打ち込められる事件が発生。
同時に,将来を嘱望される若き哲学教授が失踪し、ポー川のほとりで
彼の車、身の回りの物が発見され自殺の疑いが。
実は全てを捨て,自殺の偽装をしていた彼は、この自然溢れるポー川
のほとりを気に入り、廃屋を改装して住み着く。
そして近くに住む住民との牧歌的な交流が生まれ、彼の
知的で美しい瞳と優しく滋味深い言動と風貌ににいつしか
「キリストさん」と呼ばれるようになる。
そこへ、ポー川の湾岸工事が始まり,彼らは不法占拠者として
罰金を科せられる事になり、彼は立ち上がる。。。

もう何と言ってもファーストシーンの「芸術的」美しさに尽きますね。
実は何の知識を入れずに見ることをお勧めしたいのですが、
公式サイトも多分予告編もでしょうが、一番のキモである
このシーンを見せちゃってるのがちょい悲しい(まあ、モモタもイラ
ストや粗筋で触れてますが:笑)
テーマがこのワン・シーンに全てが出てまして、キリスト教国の人々
にとってはかなりのインパクトがあるでしょう。一幅の名画。

全編に渡ってこの「今キリスト物語」は、新訳聖書のキリストの寓話
に満ちてます。

モモタとしては、全身黒のバイクスーツに身を固めた学部長
とか、ぞっとするほど色っぽい女警察官とか、決して美人じゃ
ないけど、肉感的で存在感のあるパンや屋の娘とか、何よりも
「キリストさん」の主人公のいかに潔癖で哲学的で崇高な姿からも
滲み出てしまうエロさに(おい!!)ノックアウトされました。
イタリア的♪

パン、ワイン。ピッツアを齧るサクサクした音、夕べのダンスシーン、
住民が水遊びする横での砂浜を大量のバイクが走るシーン、ラストの
「キリストさん」を待つロウソクの灯火。。。全てが美しいですね。
po-gawa.jpg

実は試写会で見た時は、「書を捨てよ、街(ここではポー川)に
出よ」「大切なモノはそこここに宿る」ってのは日本人にとっては
自然なことだよなあ。。。そんなに大層な話か!?って思った
んですが、後から色々なシーンが思い出されまして。。。
ゆっくり心に染みて来る良質な映画です。



●映画「はりまや橋」(3.0点)

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サンフランシスコに住むカメラマンのダニエルには家を
飛び出し、日本の高知に英語教師として赴任していた
息子ミッキーがいたが、1年も経たずに高知で交通事故死。
ダニエルの父も第二次世界大戦で日本兵に殺されてる
ってな過去のある彼は日本が大嫌い。
やっとの思いで息子の作品(画家としても才能有った)を
持ち帰ろうと,日本へ。そこでいかに自分の息子が愛され
大切にされてきたかが分かるように。。。。そしてなんと
息子が愛した女性紀子(高岡早紀)の存在が!!

。。。はい。。なんだかめちゃくちゃいい人しか出ない,親日映画
です。彼は差別と偏見をいかにして乗り越えたか。

「土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た
よさこい~よさこい~♪」で有名なよさこい節。
ご存知、幕末のいかけ屋「お馬」と僧「純信」との悲恋話。
37歳の純君と17歳のお馬ちゃんの禁断の恋は当時はかな~り
のスキャンダル!!(いや、今でもか?まあ、2人とも独身だから
別に~~♪か:笑)何度も駆け落ちするも結局引き離された
2人。。。。かわいそう(T^T)。。。って、映画よりこの
逸話の方に心掴まれちゃって(笑)
差別、偏見には心の橋をかけて歩み寄り、ふれあえばいいの
ですね。。。。う~~ん。普通(←おい!)
監督が日本を好き過ぎちゃって,遠慮してるところが残念でした。
harimaya.jpg

●映画「天使と悪魔」(3.4点)

tenshi.jpg
教皇の死去後のコンクラーベで揺れるヴァチカンに、400年前に
弾圧されたガリレオを発端とした科学秘密結社が復讐を計画。
教皇候補の4人の枢軸卿が誘拐され、一時間毎に惨殺するとの
予告があり、おまけに街ごと吹き飛ばす威力のある「反物質」を
ローマのどこかに隠してしまった!!さあ、大変(笑)
で、我らが宗教象徴学者ラングンドン教授の出番。。。。
いつもの通り、粗筋はめちゃくちゃ混み入ってるんで説明しません(おい!)

前作の「ダヴィンチ・コード」の煩雑さ&ご都合主義に辟易
してましたが、今回はかなり整理されて見やすくなってます。
「ダヴィンチ~」のテーマのキリストの血脈。。。ってな話は
ど~~もいまいち日本人の我々にはピンと来なくて、
衝撃的でスキャンダラスな結末なんでしょうが、「で?」ってなもん。
tenshi-to-akuma.jpg

それに比べたら今回はずばり「科学と宗教の対立と調和」
なんで、取っ付き易かったですう。
何より、ファーストシーンのジュネーブ地下100mに
建設されてる全長27キロに及ぶドーナッツ型の「加速器」
LHCの内部が出て来て、も~~~この1~2年マニックに
っハマってる分野でして、もうびっくり!!
ひゃ~~!!こうなってるんだ!!
 LHC
(↑このチューブが、27キロ繋がってる!!)
光速近くに加速した陽子を両方から衝突させ(宇宙が出来た瞬間に近い
状態ですね)その時発生した粒子を観測する事に寄って、人工的に
「ビックバン」が出来ちゃうかも!?ってなドキドキワクワク分野でして。。。
ハアハアハア。。。(笑)
この辺を語り始めると「今夜は寝かせないぜ」状態になるので(笑)
この辺で割愛しますが、一言で言えば現在の「物理&科学の最先端」施設。
方や、一方はカトリック総本山の教皇選出の場。
コンクラーベも何やら閉じこもって選挙で決め決まったら煙突から
白い煙が煙突から出てくることで一般市民に知らせる
ことくらいしか知らなかったけど、その詳細が分かって満足♪
006.jpg

そう、科学と宗教の両象牙の塔なんですよね。
パンピーには普通見る事ができない世界!!
それを見せてくれたとこが見所かな(笑)
え?後は?。。。。う~~ん。。。。並(おい!)

お互いに「真実」を追求すれば相手を否定してしまう犬猿の仲。
その対立は「天使」である自分から見たら相手は「悪魔」
なんですよね。まあ、映画の結論は普通に穏やかなとこに
落としてますが、それゆえ普通な感じしちゃうのでしょう。





●映画「グラン・トリノ」(3.9点)

015.jpg
朝鮮戦争帰還兵のウォルト・コワルスキーは、定年までフォードの
自動車工を勤め上げた頑固一徹オヤジ。
妻の葬儀では孫娘のTPOをわきまえない格好
(まあ、ピアスにカジュアルなミニスカは如何なもん
ですけどね)にブチ切れ、隣に越して来た蛇蝎の如く
嫌うアジア移民家族に罵声を浴びせ、信じるモノは
愛犬と同じ世代の床屋や数人の友人と愛車「グラン・トリノ」
ところが、なんと隣のモン族(タイ・ラオス国境民族)の
息子がグラン・トリノを盗もうとする。。。

「自分のことは自分で出来る。俺が正しい。悪いのは
周りだ!」ってな不満の塊オヤジは将来の自分を見るようで
(笑)ちと胸が痛い。
頑固親父が異文化との交流で偏見が溶けて行く。。。ってな
テーマは良く有りがちだけど、イーストウッドらしく
誇り高いガンマンとしてのヒロイズムが素敵♪

しっかしムカつく若い牧師(後で案外いいヤツってわかるけどね)
や利己的な息子達や気に入らないチンピラどもに対峙する時の
イーストウッドの睨みつけはまるでブルドッグがウ~~ウ~~
唸ってるみたいで、そのシーンが出る度、観客がクスクス。
思わずカワユい♪って思っちゃいました。
個人的にはウォルトのきちんと整理整頓してる自動車工具の
いっぱい詰まった納屋に一日中入ってみたいとこと、モン族
の素敵な手料理の数々を食べてみたいっす。





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