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「告白」 湊かなえ/双葉社

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本年度の「本屋大賞」受賞作で、唯今、話題の本。

第一章は、とある事情で学校を退職する女教師の生徒の前での
最後の挨拶から始まり、恐ろしい「告白」になり、それだけで終わる。
「事件」によって心の奥底まで絶望し復讐の鬼と化した教師の
「告白」はまさに核兵器。。。と、言うよりジワジワと忍び込んで、でも
確実に死に至らしめる生物兵器のよう。
第二章~第六章は、その感染された登場人物達の独白形式。
とても当たり前だけど、全てが主観で「事件」が語られ、それぞれが
とてももっともらしく、なるほどねえ。。。そうだよねえ。。。と、
納得させられちゃう(←いいのか!:笑)
人によって、解釈や考え方、感じ方が違う。何が正しく何が悪いのか。
まるで真っ暗な空間でのジェットコースターに乗ったかのような
ストーリー展開と悪夢の連鎖は、恐ろしいラストへ。。。

いやはや、すげ~~恐いっす(笑)
最初のどこかザラザラした違和感のある告白は、淡々としつつも
確実に読者を釘付けにします。
この本の肝は、多分第一章のみ。。。ってな気がする。
乱暴に言えば、第一章のみの短編でも凄い迫力あり。
殺伐として救いの無い世界だけど、これぞ、ミステリ!!
第二章以下は編集者に「この続きが読みたい!
膨らませてください」と頼まれたような、ええ、
やっちゃいましょうか?ってな作者とのやり取りが目に見え
ます(違う?:笑)

作者の第一作だそうけど、凄い力ありますねえ♪





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