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「告白」 湊かなえ/双葉社

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本年度の「本屋大賞」受賞作で、唯今、話題の本。

第一章は、とある事情で学校を退職する女教師の生徒の前での
最後の挨拶から始まり、恐ろしい「告白」になり、それだけで終わる。
「事件」によって心の奥底まで絶望し復讐の鬼と化した教師の
「告白」はまさに核兵器。。。と、言うよりジワジワと忍び込んで、でも
確実に死に至らしめる生物兵器のよう。
第二章~第六章は、その感染された登場人物達の独白形式。
とても当たり前だけど、全てが主観で「事件」が語られ、それぞれが
とてももっともらしく、なるほどねえ。。。そうだよねえ。。。と、
納得させられちゃう(←いいのか!:笑)
人によって、解釈や考え方、感じ方が違う。何が正しく何が悪いのか。
まるで真っ暗な空間でのジェットコースターに乗ったかのような
ストーリー展開と悪夢の連鎖は、恐ろしいラストへ。。。

いやはや、すげ~~恐いっす(笑)
最初のどこかザラザラした違和感のある告白は、淡々としつつも
確実に読者を釘付けにします。
この本の肝は、多分第一章のみ。。。ってな気がする。
乱暴に言えば、第一章のみの短編でも凄い迫力あり。
殺伐として救いの無い世界だけど、これぞ、ミステリ!!
第二章以下は編集者に「この続きが読みたい!
膨らませてください」と頼まれたような、ええ、
やっちゃいましょうか?ってな作者とのやり取りが目に見え
ます(違う?:笑)

作者の第一作だそうけど、凄い力ありますねえ♪





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映画「鴨川ホルモー」(3.5点)、「ウォッチメン」(3.8点)

●「鴨川モルホー」
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試写会が当たり、読売ホールへ。
二浪して入ったイカ京(いかにも京大生らしいダサい)の安倍は、
すっかり五月病。で、「青龍会」というサークルのコンパに誘われ
「理想の鼻」を持った京子と会い、即入会(笑)。
先輩達は「普通のサークル」だと言い張るけど、なんとその
実態は!!??。。。

ええ、ここまでしか書けません。実はこの映画はここからがキモ
でして、そこが分かると面白みが半減してしまう。
比較的原作に忠実な映画なので、原作読んでた人には
意外性無し。で、何でポスターや宣伝でオチを全面に
出すのかがわからないなあ。初見だったであろう会場の大爆笑
に着いて行けなかったっす。

山田孝之君のダサダサな雰囲気が良い。荒川良々のきちんと
した先輩振りが、故意に変人を演じるより彼の存在のおかしさを
出てますねえ。。。

廃墟と化した京大の寮に生息する寮生。昭和どころか明治な
雰囲気ですなあ。
途中で「レナウン イエイエ娘」の歌で服を脱いで行くシーンが
個人的に懐かしい。ええ、大学の最後の追いコンで卒業生
10人で歌いつつ脱いじゃった~~!!ってな阿呆な過去が
思い出され、ああ、青春って阿呆(これがテーマ:笑)!!と、
思った次第です。
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●「ウォッチメン」
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ケネディ暗殺、ベトナム戦争、キューバ危機等、歴史の大きな
事件の裏には実はアニメヒーロー「監視者」がいた!!ってな話。
え?乱雑な粗筋ですかあ(笑)。。。多分、粗筋のみでレポート
用紙10枚以上はかかりそうだし、それはある意味無意味でして、
この2時間半の膨大で難解で、ある種哲学的な映画の本筋で
ないかも。
現代アメリカ史を知らないとかなりチンプンカンプンかもしれません。
それと、暴力シーンのエグさが半端でなく、B級変態映画好きな
モモタも引いちゃったし(笑)
そして全体を包む異常な暗さ。。。。2.11以降のアメリカの自省
を感じます。ヒーロー(観察者)達は世界の警察と自称してる
アメリカ人そのもの。「誰が観察者を観察するのか?」
ってな言葉が意味深。
細かなシーンに深読みが出来るし、深読みすればトコトン
それこそ火星の彼方へ行けそう(何だ?!)
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