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●映画「ゴーストライター」(4.4点)

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元英国首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝執筆を依頼されたゴーストライター(ユアン・マクレガー)。ラングが滞在する真冬のアメリカ東海岸にある孤島に赴き、取材をしながら原稿を書き進めるうちに、ラング自身の過去に違和感を覚えるようになる。
やがてそれは前任者の不可解な死に対する疑問となり、その謎を追いかけることで国家を揺るがす恐ろしい秘密に触れてしまう。そして、さらにラングの妻ルース(オリヴィア・ウィリアムズ)と専属秘書アメリア・ブライ(キム・キャトラル)とともに巨大な渦にはまってゆくのだった・・・。
(公式HPより抜粋)

いや~~久しぶりの最初から最後まで釘付け映画です。
冒頭の真っ暗闇から現れ、雨の中に接岸するカーフェリーの不気味さ。
次々に下船する車の中、ポツンと残る乗り手の無い車。
いきなりの不穏な雰囲気。
で、海岸に打ち上げられた土左衛門。。。ひょえ~~!!!
いきなりゾクゾクしますわ~~非常に上手いですねえ。

なんと言っても、この元英国首相ラングの隠遁するアメリカの孤島
の荒涼感が凄まじい。
立場上仕方無いのだろうけど、笑っちゃう程厳重なセキュリティと
お洒落過ぎる家。首相と言う立場の孤独感ビシバシです。

イケメンで押し出しの強い元首相とクールビューティな妻ルースと
バリバリのキャリアな専属秘書アメリア。も~~女性二人の目線と
態度のつばぜり合いで、秘書=愛人臭プンプンですわ(笑)
モモタ的にはこの奥さんの方が若いし、カッコいいと思うのに。
まあ、妻は妻、愛人は愛人ですからね(←何だ?:笑)
妻ルース  愛人アメリア(sex&the cityのキム・キャトラルが無表情な
   ↓        ↓ 秘書に!)

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で、ここへ、本人の意思とは関係なく、いつの間にかフラフラと
入り込んでしまったゴースト君。あ~~あ、知らねえぞお~~~(T^T)

ラングの過去のスキャンダルが発覚し、周りが俄然騒がしくなる
んだけど、まあ、彼の仕事は「首相の自伝をゴーストライトすれば
いい」だけ。この手の映画でよくあるのは、「そっちは絶対危ないだろう!
ってな方へ、主人公が行っちゃう法則」があるんだけど、この映画では
「普通の好奇心とスケベ心を持つ」ゴースト君が、いつの間にか
抜き差しならない状態にはまり込んじゃうんですね。
その辺のさじ加減も上手い。
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巧みに張られた伏線と、ミスリードで色んな人が怪しく
まるでヒッチコック的サスペンス。ちりばめられた英国的
ブラックユーモアにも苦笑。ラストのオチもお見事!!!
してやられました(笑)
本当に久しぶりのオトナの映画です。

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この記事を書く為に公式ページを覗いたら。。。あ、ゴースト君
ったら、名前が。。。。無い!?おお~~~そうかあ!。。。とか、
イケメン首相役はあの007のジェームス・ボンド役。。。
ひょえ~~それってすげ~~ブラックジョークだあ!!とか
後から後から謎が解けて行きまして。
そう言えば、この首相って一見某ブレア元首相に似てるじゃん。
米国よりの政治も。。。あ!!!とか(まあ、見て下さいまし♪)

ってな感じで、いや~~見終わった後にもゾクゾクいたします
わよ。

ゾクゾクと言えば、この映画、渋谷のヒューマントラストで
見たんですが、一階入り口付近に沢山のTVカメラと取材陣が。
何だろう???と、思いつつエスカレーター登ってたら
途中の階であの杉村大蔵元衆議院議員がドアを開けて控え室?
に入るとこに遭遇。映画PR街頭演説だったもよう。
違う意味でゾクゾクしました(何だ?:笑)

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おまけ(いらない?)
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●映画「昼間から呑む」(4.3点)

久しぶりの更新です。
貧乏暇無しでめちゃくちゃ忙しい毎日で,ご無沙汰申し訳
ないです。。。先日、久しぶりにB級変態映画倶楽部副会長の
変態心を掻きむしる良い映画に出会ったので、更新っす♪

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本作の主人公は、彼女にふられた、どこにでもいる優柔不断な、
小心者の青年。
ノ・ヨンソク監督は、山下敦弘、ウディ・アレン、ジム・ジャー
ムッシュにも通じるオフビート感覚と独自のテンポ感で、主人
公が「酒」「女」という欲望と自らの煩悩に心乱されながらも
旅をしていく姿を描いていく。
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彼女にふられ、傷心のヒョクチンをなぐさめる飲み会。
その場は大いに盛り上がり、明日、皆で江原道のチョン
ソンに 旅に出ようということになる。
しかし、翌日、待ち合わせ場所に やってきたのはヒョク
チンひとりだけ。
待てども現れぬ友人たちに 連絡を取ると呑みすぎで、
仕事で・・・、行けるわけがないとの返事ばかり。
仕方なく、休日になったら合流するという友人の言葉
を信じ、 ひとり目的地へと向かうことにする。
宿泊先のペンションは 友人が紹介してくれたところだが、
知り合いだという主人はものすごく感じが悪い。

でも、隣部屋に宿泊しているらしい美人からは「酒を買
ってきて」という 誘惑に満ちたポーズも。
旅先の部屋で一人酒を呑みながら、 ヒョクチンは隣部屋
の美女の誘惑に心が揺れ始める・・・。
(公式HPより抜粋)

毎月1日の映画ファーストデーだったので、気になってた
「昼間から呑む」を見る為にシネマート新宿へ。
夜7時半からの一本のみなんで、結構満席に近いとのことで
早めに行き、ふと、その前のフィンランド映画「4月の涙」の
チケットも購入(おい!)
この映画もなかなか良質で。。。感想を書きたいけど(T^T)
。。。。今回はパス(超お勧めです♪)
↓これだ!!
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「4月の涙」を見終わって30分後にまた同じ映画館の同じ
席に着こうとしたら、なんと入り口でにっこりマッコリの
試飲サービスが!!

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実は、超下戸のモモタなんですが、ほんの1センチ程ついで
もらいまして、舐めてみると「甘い~~~!!」と思った
次ぎの瞬間にアルコールのパンチが!!(笑)
流行の0.00%ノン・アルコール飲料でも酔っぱらう
アルコール探知機の異名を持っとります(T^T)

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。。。で、すっかり出来上がったモモタですが、この映画った
ら、最初から最後までダラダラとただひたすら呑む呑む呑む。。
優柔不断で小心者の主人公ヒョクチンの情けない言動は
どこか「あ~~オレもオレも」と共感抱く輩多しと思われ。
美人に弱くブスに冷たく、やる事なす事トホホで痛い。
その姿に爆笑に次ぐ爆笑。

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なんとこの映画は百万円にも満たないという低予算で作られた
とのこと。脚本、演出、センスの良さが抜群ですわ。
音楽もなかなかイケてまして。
予算がないので、殆どのシーンが照明のいらない昼間の野外。
雪の残る日中からひたすら呑んでるのですわ。
どうも役者には「酒だけはいっぱい飲んでいい」との約束らしく、
撮影代は飲み代で消えたとか(笑)

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飲み方や宴会はとても韓国風(アジア風ですね。返杯の応酬)
なんですが、「男と女と酒」のテーマがしっかりしてて、
普遍的。世界中の映画祭を席巻してる意味が分かります。

意志薄弱で流されるままの主人公が唯一、人をぶん殴った
理由が可笑しいし、ラストシーンの切り取り方も秀逸。

是非,一杯あおってからの鑑賞お勧めです。いや、マッコリ
片手で。






















●映画「冬の小鳥」(4.0点)

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'75年の韓国。父親に捨てられた9歳のジニは児童養護施設に預けられ
ることになる。しかし、自分が捨てられたことを信じない彼女は周囲に
馴染もうとせず、ひたすら反抗的な態度をとり続ける毎日。
脱走を繰り返しながら彼女はひたすら父の迎えを待ち続ける。

『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督が
プロデュースを手掛けた感動の人間ドラマ。
韓国から養子としてフランスへ渡った新鋭ウニー・ルコント監督が、
自身の実体験を基に、孤児院に預けられた9歳の少女の孤独と悲しみを
リアルに描き出す。
父親が迎えに来ることを待ち続ける主人公ジニに扮した子役、
キム・セロンの演技が胸を打つ。
(ぴあ映画生活より抜粋)

本当にこのジニ役のキム・セロンは可愛いですわ。
9歳にしてはんなりとした女性の色気出てます。
勿論、本人は全く気づいてない(いや、違うかな?
もう既に女優ですからねw)風情が、いいです。
日本の天才子役陣とは(誰とは言いませんが)全く
対極の演技と表情です。
わざとらしい演技は一切無く、仏頂面で細い身体から
ハリネズミのようなトゲトゲしさを出しまくってる。

新しい母親が来て、居辛いとこに大好きな父親から
オシャレさせられて、バタークリームケーキをお土産に
預けらてた児童養護施設。
そりゃあそうですわ。大人だって理解に苦しむ状態、
まして子供には現実を受け入れれないし、泣く事も、
喚く事も出来ず、うちに籠り、周りを拒否するのは
当たり前でしょうね。
どこをどう見ても父親が悪いのだけど、捨てられた子は
「自分が悪い」と思ってしまう。
そこが切ないです。

初めは「新参者か。。。ちょいヤキでもいれようかね」
的に扱ってた先輩の12歳のスッキ(パク・ドヨン)も
抱えてる痛みは同じ。いつの間にか一番の友人になって
いく。

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施設の職員が,人形にあたるジニに
「悔しい時は蒲団を叩きな!」と蒲団叩きを渡すとこ。
夜な夜なこっそり繰り広げられた女子達の「花札」占い(笑)
教会の牧師が語る「主よ、なぜ私を見捨てられたのか」という
イエスの言葉をぼんやりと聞くジニ。目線の先には
親子の姿が。

ひっそりと挟まる小さなエピソードは、それぞれ健気で
哀しくもユーモアがあり、決して感傷的でない。

原題は「旅行者」。
ジニの魂の一つの旅が終わり、一つの旅が始まる。

ラストのジニの顔が素晴らしい。

●映画「ソーシャル・ネットワーク」(4.3点)

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世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者
マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャー
が映画化。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、
親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネット
ワーキング・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に
他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」
創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を
巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。
主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ。
共演にジャスティン・ティンバーレイク、新スパイダーマン
に抜擢されたアンドリュー・ガーフィルドら。

(映画.comより転載)

いやはや,最初のマークと彼女のエリカとのバーでのデートシーン
にびっくり。マークのマシンガントークは人間離れ
してますなあ。。。頭の回転が良過ぎて、人が一考えてる間に百通りの
考えが出て一瞬で広がってしまい、いつの間にか自分の言葉を言い終わる前に
次の言葉がでてしまう!!??
ってな感じですねえ(←何だ?:笑 単に人の話を聞かないだけか)
このシーンだけで99テイクだって!(マジっすか?)

まあ、かなりイっちゃってる危ない人間。

前にこの映画を見たクワバラさん曰く「だいたいあんな知的で美人な
女の子があんなオタクと付き合うか?ちょっとしゃべれば分かる
だろうに」ってな疑問はその通りですが。
ほんまに彼女の捨て台詞の「オタクだから嫌じゃないの、
性格がサイテー!!!」そのものですわな。

SNW1.jpg
                           
            注)この胸の開け具合を多いに参考にしましょう♪



この映画の面白いとこは、今旬の現実の人物を取り上げ、その
スキャンダラスな半生をそのまま描いちゃってるとこでもあり、
そのスタンスがマーク側でも、その他(ええ、彼以外は
その他なんですわ:笑)の方側でもないとこですね。
今までの価値観や道徳規準から逸脱した天才はまさにアマデウス的
存在。独創的な天才性と無邪気どろこか社会性と道徳が完璧に
欠落した性格を持ったマークという人物を淡々と描写してるのみ。
多分、かなりの冷血部分が無いと圧倒的な成功者であることは
難しいでしょうね。アメリカンドリーム大好きなアメリカ人も
この旬な「夢の途中」の若者の評価を扱いかねてる感じです。

ハーバード的エリート(家柄良し!長身マッチョでイケメン!
ボート部選手でオリンピック選手!!!!←何それ?:笑)の
ウインクルボス双子兄弟!ってのが、いかにもいかにもな
感じでツボでした。もう、日本で言うとこの東大と早慶を
合わせたような鼻持ちならないイヤな感じなんですが(笑)
。。。彼らは何と一人で二役だそうで、全然分からなかった
ですう(T^T)そのアーミー・ハマー君の声がセクシー
でしたね。
彼らの「プライド」や「ビルゲイツの講演」が古色蒼然と
して見えるのはどうしてでしょうかねえ。。。。

似た者同士のショーン・パーカーとのクラブ内での意気投合
するシーンもいい。何より、テーマソングの美しクシンプルな
メロディの中にず=====っと響く「ミツバチの羽音」のような
神経をいらだたせる通奏低音が主人公そのもの!!って
感じで見事です。



真の「お友達」のいない創始者の作る「お友達作りサイト」
なかなか示唆に富んだ面白い映画でした。

で、自宅に帰ったモモタは、そのままPCを立ち上げ、facebookに
アクセスして1分で登録(笑)
そしたら、あらまあ!!懐かしいあの人やこの人や知らない人やら
ワサワサいて、その旧友達と「お友達に」なりまして(笑)
。。。多分、facebookの醍醐味はその「お友達のお友達」と
お友達になっていくことでしょうが、面倒(←おい!)
facebookは使いこなせないだろ~な~(ああ)

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↑ところで、この日米のポスターの違いっていったい?

●映画「白いリボン」(4.4点)

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1913年夏、北ドイツのある村。張られた針金が原因でドクターが
落馬したのが発端だった。翌日にはその針金が消え、小作人の妻が
男爵家の納屋で起きた事故で命を落とす。秋、収穫祭の日、母の死
に納得できない息子が、男爵の畑のキャベツを切り刻む。
その夜、男爵家の長男ジギが行方不明になった。
一方、牧師は反抗的な自分の子供たちに“純心”の象徴である
白いリボンを腕に巻かせる。
犯人がわからないまま、不信感が村に広がっていく。
(goo映画のあらすじより抜粋)

以前見た「隠された記憶」で度肝を抜かれ、昔「ピアノ・レッスン」を
見てたことを思い出し、その才能に目を見張り「ファニーゲーム
USA」でぞっこんとなったミヒャエル・ハネケ監督の新作と聞いて
我慢出来ずに銀座テアトルシネマへ。
朝一だって言うのに満席!!単館上映とは言えコアなファンいますね♪
しっかし1週間だけの上映って。。。いったい(T^T)

まず、なんと言っても一幅の絵を見るようなモノクロ画面の美しさが
素晴らしいです。村人の生活や風俗も面白いです。
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第一次世界大戦前夜の北ドイツにはまだなんと「荘園制度」があり
(すみません、入試は日本史でしたので、その辺疎いです。
世界史不履行だったような???
え?じゃあ日本史について?聞かないでください。武士の情けです:笑)
男爵と一部の上流階級が村を支配統制してて、一見のどかで規律
正しく、秋の収穫後は男爵主催の村を挙げての祭りや飲み会。。。
それなりに皆充足してる。

そんな中、知識階級の医者の落馬事故から不気味な事件が起き始め
るのですよ。


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ドイツ的な厳格。子供達への理不尽なまでの躾は怖いっす。
脅しと体罰と迷信とで雁字搦め。
小作達は単なるコマで生かさず殺さずで搾取されるまま。
ピラミッドの頂点付近の支配階級や知識階級の男性どもは
言う事とやる事が真反対の冷血。ただし自分と自分の子は正しいと
信じてる(まあ、それは古今東西同じか:笑)

話が進むに従って不穏な空気が満ち満ちて来る。
鬱屈した思いや憎悪や妬みでパンパンになった
村の裏側が段々と見えて来る。

もう正にハネケの世界ですね。

「支配する側の無邪気な悪意と支配される側の絶望」をいつも
ハッとさせられる映像と出来事の積み重ねで目の前に提示
してくれます。毎回虚を突かれるんですわ。見事に。

圧力は常に「弱者」へ行き、矛盾は子供達へ向かい、彼らも
より弱者を虐める。。。ありゃどこかの国の今と同じ?
昔の閉鎖的な世界の話でないなあ。

映画は、誰が犯人かは明確には出さないけど、この不気味な
子供達が大人になる頃とナチズムの台頭が重なるって
考えると。。。実はテーマはとても今日的ですね。

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